MENU

不登校 修学旅行どうする? イチオの場合

不登校になると、さまざまな学校行事に振り回されることになりますよね

とくに、修学旅行は、一大行事です

親としても行ったほうがいいんじゃないか?

行けないとかわいそうなんじゃないか?

とモヤモヤがたまります。

去年は、イチオが中3だったので、

中学の修学旅行はどうだったのか?のおはなしです

目次

旅行の日まで

参加の有無は、学校からも聞かれるのに、

こどもははっきりしないし

イライラーってことが多いんじゃないでしょうか?

でも、結局はこどもが決断するのを待つしかないんですよね

うちも、「行かない」と答えを出したら仕方ないと思うようにしました

だって、ずっと顔を合わせてないクラスメートと1泊2日

もし自分だったら…

たぶん嫌だと思うんですよねー

もし、行かなかったら、イチオの修学旅行として家族旅行をしようと思ってました

イチオには

いぶろん

行けても行けなくてもどっちでもいいよ。
行けたら行けたで良いし、もし行けずに帰ってきちゃったら、
修学旅行として家族でイチオの行きたいところへ旅行しよう

と伝えました

イチオの場合、6月に旅行の予定だったので、

3年になってすぐ行くのか行かないのか決めなければなりませんでした。

週1回、放課後に1時間の登校をしていたイチオなので、

担任の先生とだけ会っていました

3年の同級生はおろか、クラスメイトとは1年半ほど会っていません

どうするつもりなのか聞くと、

イチオ

行ってみたい

行かないと思っていたので少し驚きましたが、

イチオがそう言うなら…

行く方向ですすめました。

当初の予定は沖縄でしたが、

コロナの影響で、近場周辺になりました

バスでの移動になり、クラス単位で1台借りることになるので、

イチオが参加しようがしまいが、あまり関係ない状態に…

飛行機だと急なキャンセルは困ると思うので、逆にちょっと安心しました

いぶろん

最悪、電車で帰ってこれるし(笑)

不登校ママ経験者ならわかると思うのですが、

行くつもりで準備しても、当日に「やっぱりいけない」となる可能性は

絶対にある

なので、いつ「いけない」となっても対応できるように

こんな場合はどうなのか?を担任の先生と確認しました

また、不登校になって体力がかなり落ちているので、

(ちょっと立っているだけで、真っ青の顔になり気分が悪いと休むなんてこともよくありました)

そのことは担任の先生と情報共有

保健の先生のサポートもお願いしました

確認しておくこと

行くにしても行かないにしてもお金の問題は切実ですよね

積み立てのこと、

支払い方法、

キャンセルはいつまで…

当日キャンセルしたら、どうなる?

などいろんな場合について疑問に思うこと

先生、もしくは請け負っている旅行会社さんに

聞いておくと不安が減ってお母さんのモヤモヤも減ると思います

当日は

毎日、いつ起きてるんだか、寝てるんだか…の生活をしていたイチオでしたが

前日の夜から目覚まし時計をつけて、

私よりも早く起きてシャワーを浴び、

朝ごはんを自分で食べて、

荷物を準備して出て行きました

毎日、ゲームしてダラダラしている姿とは全然違いました

学校までどうやっていく?と聞くと、

イチオ

自分で自転車で行く

と。

この時のイチオの気持ちは…

みんなとは久しぶりの対面だから

イチオ

「あの人誰?」の状態になるのは怖い

イチオ

集まっているところにいく勇気はないから、
一番先に到着しておく!

と自分で作戦をたてて、

集合時間の1時間半前に出発して行きました

(学校まで自転車で15分)

いぶろん

めっちゃ待ったんやろうなー笑

玄関で一度靴を履いた音がしたんだけど、

再びリビングに現れて

「行ってきます」と言い、

(出かけることがないから、久々に聞いたよ。笑)

少し緊張したような半分笑いながら‥

出て行きました

しっかりと前を向いた目をしていましたよ

この子はもう大丈夫かもしれない…

と不登校になってから初めて思った瞬間だったかもしれません

帰ってきたら

さて、旅行はどうだったかと言うと、

「楽しかった」

そうですよ

幸い、友達には恵まれていて、

全然、登校してなくても仲良くしてくれる友達がいたので、

先生もそんな子たちと同じ班にしてくれ、

楽しく過ごしてきたようでした

「イチオがきてるらしいやん」

と他のクラスからも部屋に遊びにきてくれる生徒の姿もあったと

先生から教えていただきました

なんでいこうと思ったの?と聞くと、

「人生で一度きりやからなー、後からやりたくてもできひんやん」

といってました。

イチオにとってかなり勇気のいることだったと思いますが、

自分で決めて、

実行できたことが、

彼にとって自信をもつことができるようになってきた

ひとつの出来事でした

じゃーそれからは学校へ行ったのか?って?

まさか、

次の日から、また登校しませんでしたよ。笑

(そんなに甘くはありません。笑)

まとめ

こどもがどっちを選んでも

お母さんが受け入れてあげられるように

どーん!とかまえていられると一番いいですよね

でも、そんなことなかなかできないんですぅ

平気な顔して対応していたつもりですけど、

旅行前日からあたしは、下痢してましたしね…

でもね、

もし、バスに乗れなくて帰ってきたとしても、

途中で気分が悪くなって行事に参加できなくて

バスやホテルで休んでいたとしても

やっぱり行かなきゃ良かったと落ち込んだとしても、

それは、

彼が決めて実行して経験したこと

人生の糧になること

私が恐れることではなかったんです

(恐れて先回りして手伝ってたんですね)

ところで

不登校なのに楽しい行事だけ参加してズルい!って思いますか?

そんなふうに思われても仕方ないのかもしれませんが、

今回のイチオの行動をみていたら、

「楽しいことだけしてるぜー!うぇーい!」って

全くそんな感じはないですよ

だって、当日は、戦いに行くような険しい顔して準備してましたし

旅行にいくんですよね?って感じでした

「みんなができていることが自分にはできない」と

劣等感でいっぱいなんです

みんなと同じように通いたいけど、できない

そんな彼決死の覚悟で挑んだ挑戦なんです

もし、周りにそんな子がいたら、普通に一緒に旅行を楽しんであげてほしいな

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次