子供の話を聴くということ、
わたしはね、できていると思っていました。
学校であったこと、友達関係、勉強のこと、
仕事が忙しくても必ず聴くそうにしていたし、
ちゃんと話していると思っていたんです
でも、不登校になったイチオに、
おかあさんは、俺の話を聴こうという気がない
分かろうと言う気がない
話しても無駄
だから話さない
と言われました
がーん…
そんなわたしがこどもとの関係修復で実践したことをまとめてみました
まず、謝る
こどもの話を聴けていると思っていたわたしですが
聴けていないとズバッと指摘されて、ショックを受けました
でも、落ち着いて思い出してみると
確かに、こどもが話す内容に納得がいかないと、
すぐに、「でもなっ」て、自分の意見の主張にもっていき
わたしの言うことがわかる?って、言うてたんですね…。
カウンセリングで分かったことなんですが
そこに、わたしの「自分を受け入れてほしい、わかってほしい」という潜在意識が潜んでいました…笑
わたしはこの思いを親に対して思っていたようなんです
でも、言えなくて…
知らない間にその思いは、子どもに向けられていたんですね…
すまん…
なので、子供たちには
おかあさんは、あなたたちの話を聴こうと思っている、
聴きたいと思っている
今まで自分の意見ばかり言おうとしてたな、ごめんな
と言いました
笑いながら、イチオは、
これからは「でも」禁止な
と。
「でも」禁止
「でも」禁止!とこどもたちと約束しましたが、
約束したからって、すぐに実践できるわけではありません
また、やってもうた…って言う時も多々ありますが
それでも、気づいているのと気づいていないのとでは
全然違うと思います
話してて、意見が食い違い、言い合いになりそうな時
でもな、それは…
でもって言うてるやん!
え?言うてる?言うてるなー
って、こども一緒に気付くことができるし
ほんまやな、ごめんごめん
ほんで、何やったっけ?
と一旦、仕切りなおして
子供の主張に戻ることができます
そうかー作戦
こども話す時に
「そうかー」「わかったー」「いいよ」の
この言葉だけ使って返事することにしました
簡単やん!て思います?
わたしには、難しかったですね…
「〇〇をやりたい!頑張りたい!」とか
子どもにとっても前向きで
親としても受け入れられるような発言の時はいいですよ
でも、自分にとって、否定したい内容でも
「そうかー」って言うんです
それがね、
つい「でも」って言っちゃうんですよ
例えば、
今日、学校休みたい…
そうか…わかった…
初めの頃は、絞り出すように言いましたね、声もかすれてたんちゃうかな?笑
どちらかといえば、ニコよりはイチオの方が、自分の意見を否定されてきたという思いが強くてね
自分がどうしたいか分からないんだそうです
もしくは、自分のやりたいことを「やりたい」と言えないんです
例えば、
お昼ごはん、お弁当買って帰るわ、何がいい?
っていう質問でも答えられないんです
自分で決められない
分からない
失敗したくない
誰か決めて
お母さんやお父さんの方が自分のこと分かってるから決めてほしい
って言うんです
発達の特性もあるみたいなんですけど
それプラス、わたしが「普通」はこうやん?って
普通に普通に育ってほしいと誘導してしまった弊害でもあるんだよな…
自分の意見に自信がなくなってしまっているんですね
なので、
イチオが何を選択しても
そうかーわかったーと言う練習を続けました
おうむ返しの術
こどもの言葉をそのまま繰り返します
親の意に反することをこどもが話す場合
「わかったー」ということに抵抗がある場合、
「イチオは〇〇って思ってるんやね」とおうむ返しの術を使いました
それが、おかあさんの意に反することでも
こどもは、実際に、「今」そう思っているんです
その子供の気持ちごと、そのまま包み込みます
例えば、
なんで学校に行くの、嫌って思うんだろうね?
と話した時に
めんどくさいから…
そうかーめんどくさいって思うんやねー
あかんって思うやろ?
うーん、それ自体がいいか悪いかっていうよりも、
今、イチオがめんどくさいと思っている気持ちが実際にあるってことやな。
それについて、おかあさんはそうなんやーって思う
行かなあかんって思うけど、行けない
ふんふん、イチオはそう思ってるんやなー
みたいな感じです
これを繰り返すうちに
子供は、受け入れてもらえていると感じ、
もっと具体的に気持ちを話してくれるようになります
以前のわたしなら
めんどくさいなんて言われようなら
そんなん誰だって学校行くのめんどくさいし
そんなん言うてたら大人になったらどうすんねん
めんどくさいとかの理由で仕事休めへんからな
そんなことでは、どんな仕事にも就けへんで
うんぬんかんぬん…
言うよね〜笑
アドバイスなんていらない
失敗した時、つらい時
子供は、それがダメなことも、そのままではあかんことも分かってます
でも、気持ちが落ち込んだり、嫌な気持ちになったりするんです
大人でもそうですよね?
ただ聞いて欲しいだけなんです
自分勝手で理不尽なことを言っているかもしれないことも
こどもは分かっています
でも
そうかーって、そう思うんかーって聞いてほしいんです。
そうすることで、親に受け入れられていると安心を感じます
安心が積み重なってきたら
次のステップにも踏み出そうと動けるんです。
どんな自分でも親はちゃんと受け入れくれていると感じたら、
自分でちゃんと解決策を考えて行動しますよ!
まとめ
子どもが自分で行動しようとして、
分からないから、これどうしたらいいんやろ?と思って質問してきた時に
アドバイスしてあげてください
聞かれてもないのに、こうしたら?ああしたら?はNGですよ
アドバイスをするのはそこからなんです
でも、アドバイスを聞くか聞かないかはこどもの自由ですよ
従わなくても、まぁいっかーと思いましょう
でも、子供が落ち込む姿をみて苦しいと思って不安に駆られる親は、
それを見守ることができません。
そうならないようにそうならないように動きます。
もしくは、無意識でそういう念を送ります。笑
子供が失敗しそうな言動をすると、アンテナが不安を受信するので、
それを阻止しようとします。
でも大人はずるいので、それはダメです、やめなさいとはいいません。
だから、
私は子供の意思を尊重している!否定なんかしてない!と思っているお母さんも多いでしょう。
わたしもそうでした…
自分の意に反する時、
でも、えー?そう?やめといたらー?こっちにしたほうがいいんちゃう?
なんてことを言ったりしてませんか?
あからさまに不機嫌になったりしてませんか?
子供はちゃんと感じていますよ。
不安になるのは、お母さんの問題ですからね
なぜ、こどもがそれをすると不安になるのか?
に向き合うのがいいかもしれませんね
不登校の理由やお子さんとの関わり方など
ほんとうにその人によって違うし
人それぞれだと思います
この方法が正しいとは思いませんが
ひとつの方法として参考にしてみてくださいね
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