完全不登校期のわたしと子供の二年間の変化を書き留めておこうかと思います。
カウンセリングを受けたり、不登校について勉強したり
自分のやりたいことに集中するように心がけるようになって、
子供の行動に干渉しなくなると子供の様子に変化が現れます
少しづつ変化していくわたしの心と子供達のようすです
とにかく何も言わない
不登校になって子供にどう接していいか全くわかんらなくなりました
顔を合わすことも、言葉をかけることもできなくなりました
だって、わたしが何か言えばそれはよくない方向に働きます
不登校関連の書籍でも「何も言わずにそっと見守りましょう」と書かれていますね
はいはい、何も言わなければいいんでしょ?!
やけくそのメンタルです。笑
大人ですが、完全に不貞腐れていました
あれ?わたしいないほうがいいんじゃない?
でもね、わたしが何も言わない状態がしばらく続くと、
残念ながら?子供が安定してくるのがわかるんです
くそー
眉尻は下がり、節目がちでいつも下を向いている、ボソボソと話して、
トイレとご飯以外に部屋から出てこないイチオがの表情が変わってきました
顔を合わすといつも申し訳なさそうな表情で、何を聞いても話したくないと言われていましたが
否定しない些細な声掛けで少しづつ心を開き始めます
おかあさんちょっといい?
と言われて、初めてちゃんと話しました
なんで学校にいけなくなったのか分からない、いきたいのに行けない、久しぶりに行ったらどんなふうに思われるか、みんなが自分を忘れていくのがつらいなど泣きながら話してくれました
私はただ、そうやなとあいずちだけをうって、ずっと聴き続けました
学校に行っても行かなくてもイチオのことが大切だということだけ伝えました
家で快適にすごしてない?
慢性期が訪れます
良くも悪くもならない時期といいますか、
落ち込む様子もマシになりますが、動き出す様子もありません
家ではごく普通で、「学校に行ってない」こと以外は変わりなく過ごします
ただ、まだ、学校の話をすると表情は暗くなり、気まずい雰囲気なり、あまり話さなくなります
少しづつ、リビングにも滞在するようになり、
好きなゲームの話やアニメ、音楽の話をするようになりました
よくなってきてよかったと思う反面、
そりゃ、家で毎日ごろごろゲームしてて、快適やわな…
とイラッとすることもありました
そんなに元気なら学校に行ったら?
学校に行かなくても、ずっと家にいても大丈夫、そう子供が思えるようになってきて、
子供の心の中に安心安全が根付いてきます
子供の方から話しかけてきたり、学校に行けてないことも冗談で笑ったりできるようになりました
イチオはオンラインの友達とわいわい話しながらゲームしたり、
ニコも好きな料理したり、アニメ見たり、それぞれ好きなことをして過ごすようになります
時には、
暇だ〜
などとリビングで言ったりしてます
そんなに元気やったら学校に行けよ
と思いますが、それとこれとは違うらしいです…。
本人のペースでトライ
回復期が来ます
不登校の回復は、螺旋階段のようにぐるぐる回りながら上がっていくそうです。
残念ながら、いきなり、真っすぐ階段を右肩上がりにのぼっていくわけではありません。
長期休み明けから行ってもみうかな…
進学して入学を機に頑張ってみようかな…
進級して4月から行ってみようかな…
そのままではいけないと、子供なりに考えてはいますからね
エネルギーが溜まって、やってみようかと子供が思えるようになってたらトライしてみたらいいと思います。
でもね、また、たぶん行けなくなります
大人では想像できないくらいのエネルギーを消費するからです。
そうなった時は、また、できる時にトライしたらいいやくらいに考えておければいいと思います
一緒に落ち込んだり喜んだりするとお互いに疲弊します。
行けるかも?と期待しちゃうから、また行けないとけっこうショックなのよね…
子供が落ち込んでいるときは、お母さんは、一緒に落ち込まないで、
もがいてるんやなー頑張ってるんやなーと思うようにします。
イチオの場合
イチオは中1の12月から完全に不登校
2年の4月に2日だけ行って、また行けなくなりました
3年は春からも行かなくて、修学旅行だけ参加、卒業式は体育館の上から見る形で参加しました
今は通信制高校に在籍、週3日で通っています。
ニコの場合
ニコは、小5年の10月から不登校でほとんど行ってません
6年は週2で昼から登校して、5・6時間目だけ出て帰ってきてました
課外授業などには参加して、修学旅行は参加
卒業式はイチオと同じく体育館の上から見学の形で参加しました
今は、公立中学1年、週2日で一日過ごして帰ってきています
どちらも登校の波はあり安定しませんが、なんとか行けている感じです
一回行けるようになったのに、また行けなくなると余計に不安が強くなってもやもやしますが、
まとめ
どんなふうに子供や親のメンタルが変化し安定していくのか、
それに伴い行動することができるのか、
親子の関係性の変化など、その人それぞれ全く違うと思います。
不登校関係の本などで、
親が変われば、子供は変わる!とよく書いてありますが、
あんまりそんなふうに考えない方がいいかもしれません
逆に言うと、子供が全然変わらなければ、親がだめだ
ってことになり、余計に辛くなります
親がなにか変化や行動を起こせば、子供に何か影響が出るだろうし
どのような変化につながるかは子供次第だと思います。
親が変わりたいと思えば何か変えてみればいいし
その影響を受けるか受けないかは子供の判断次第なんです
親が何か行動すれば、自然と子供に何かしらの変化がで出る
そんな感じでいいんじゃないでしょうか?
どうなるかはわからない。それでいいんです。
子供も一人の人間なんです
親の思う通りにはなりません
変化は、いい方向にも悪い方向にも傾くかもしれませんが、
一つだけ言えることは、
わたしはそう思っています。
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