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不登校 課題の分離

アドラー心理学のなかで語られている「課題の分離」というものを

私は、子供が不登校になるまで全然知りませんでした。

けっこうドライな考え方なので、ここまで割り切ることは難しいかもしれないし、

そこまでしなくてもいいかもしれないけど

これを知ってるだけで、ずいぶん子供との関わり方が変わってくると思います

不登校講座での授業でも習ったけど、

わたしは、以前にうけたカウンセリングで知りました。

これを機にアドラー心理学にとても興味が湧きました。もう少し、勉強してみたいなぁ。

どのようにして自分の生活の一部に取り込んでいくかは

ひとそれぞれ違うと思いますが

わたしの場合はどうだろう?

それをまとめてみました

目次

課題を分離するとは?

どういうことなのかというと

『これはいったい誰の問題なのか?
『これをしない(する)ことで誰が困るのか?』を考えること。

いぶろん

こどもとの関係で、そんなこと考えたこともありませんでした…

まず、

STEP
こどもの問題なら、わたしは口を挟まないし、手もださない。

「〇〇やりーやー」「〇〇やらなあかんのちゃうの?」と声かけはする(忘れている可能性があるから)が、それ以降、やるかやらんかは子供次第だと思っとく。

STEP
子供から「困った…助けて…」と言ってきたら、私にできる範囲で助ける。

助けを求められてもいないのにアドバイスはしない!

子供の方から助けて!とHELPを出してきたら、「前向きに、できることだけを言う

必要なら選択肢を何個か挙げる、選択するのは子供なので、誘導しない

STEP
失敗しても責めない

「ほらーだから言うたやろー?」的なことを言わない

もっと言うなら、「ナイスTRY!」などの声かけができるともっといい

いぶろん

難しいのよ…いらんこと言っちゃうのよ…
待てないのよ…先に解決策を言っちゃうのよ…
そこ、ぐっと我慢です!

たとえば…

いろんな問題があるだろうけど、我が家の場合は…

部屋を片付けない問題

リビングに物やゴミが散乱しているのは、私も困るので、片付けてと言う

でも、イチオやニコの部屋が散らかっているのは、彼らの問題なので、言わない

たまに、自分の部屋も片付けーやとは言うが、やるかやらんかは彼らが決めると思っとく。

しゃーないと思っとく。

そもそも、リビングが散らかっていてもいいんですけどね

「片付けなければならない」になるとしんどいので

だるかったら、片付けなくてもいいし、片付けようかなと思えば片付けたらいい!

と思っとくと、気持ちが楽!

いぶろん

結局、我が家ははちらかってますが、私が片付け苦手だから、仕方ないっすね

お風呂入らない問題

不登校あるあるですよね!笑

いぶろん

メンタルへこんでる時に、子供達の不快なにおいは、けっこうダメージくらいましたよ…

さて、問題を分けてみると…

お風呂に入らないことによるデメリットを被るのは彼ら自身

なので、本人たちがそれでいいならほっとく

ただ、その状態でリビングにこられたり、車などの密室では臭いので…

それは私も困るので、少し私の問題でもある

いぶろん

臭いのは気分が悪くなるし、フケが頭や体についているのは不潔で気持ち悪いので嫌だ。
湿疹などの皮膚の病気になることもあるんだよ

イチオ

外出もしないし、お風呂に入る必要がない

いぶろん

そうか、それもわかる気もするけど、
家の中が、小さな社会生活の場でもあるんだよ。
家族とはいえ、自分以外の人間が一緒に生活しているんだから。

と、相手を否定せず、自分の気持ちを話しました

そして、お互いどのくらいの妥協ができるのかを話しました

イチオ

お風呂は4、5日入らないことはザラにあったし、
そんぐらいで入ればいいかな?
とにかくめんどくさい

いぶろん

できるなら毎日入ってほしい(夏は特に!)

なので、妥協案として、2、3日に1回は入ることを目指そう!と落ち着きました。

そこから、少しづつ入るようになっていきました

約束通りにできなくても、声かけのみで、入らなくても放置

いぶろん

「この子、何も言わんかったら、何日入らへんのやろ?」
と未知の生物を観察する!みたいな気持ちになると、
だんだんおもしろくなってきました。笑

「約束したやろ?!」「入るって言うたやん」などの声かけはNGですよ

今では毎日、もしくは2日に1回は入れています。

それに伴い、彼の部屋の悪臭問題も徐々に解決してきました

でもお風呂に入るようになってきた一番の理由は、学校に行くようになったことが大きいです

やっぱり、人に会う時に不潔なのは本人も嫌と感じる様子

体力や気力が回復してきて、必要になれば、案外やるようになりますよ

習い事や進学の問題

進学や習いごとなどのお金の問題は、進路は彼らの人生だが、お金の問題は親なので、微妙なのですが、

まず、子供の希望ややりたい気持ち、不安などを聞いて

親はここまではできると言うことを話して

親子で決めたらいいんじゃないでしょうか。

今回、次年度の進路(ダブルスクール)について、イチオから相談があった時の対応は…

STEP
子供の話を聞く

イチオの気持ち、やりたいことを聞く

STEP
親の気持ちやできることを話す

イチオには正直に〇〇円かかる、ここまでは出せると話す

彼のやりたい気持ちを尊重したいこと、やる気を応援したいことを話す

また行けなくなる可能性があるのではないかという不安があることも話す

STEP
親子で考える

どんな選択肢があるか、書き出して考える

STEP
子供が決める

イチオ自身もまた行けなくなる不安があることを話した

でも、やってみたい気持ちのほうが大きいとのこと

最後はイチオが決める

こんな感じで決めました

で、現在、ダブルスクール通学中ですが、

彼は、今つまづいています

イチオ

課題が多くてキツい…
高校のレポートも締め切りが迫ってるし…
専門学校のゲームプログラムの課題もバグが30個も出て意味わからん…
ダブルスクール、早まったかな…
高校卒業してからでもよかったかもな…
でも、仕方ないもんな、自分でやるって決めたし
頑張るわ

だってさ

いぶろん

そんな彼をみて、今までのわたしは、ザワザワしていたんですね
でも、分けますよ!問題を分けますよ!
これは、イチオの問題ですから、
わたしは、できることなんかないんです

わたしが彼にできることといえば
彼の愚痴をそうかーと聴くことと、すきなご飯を作ってあげることくらいですかね

学校に行かない問題

学校に行かないと困るのは誰ですか?

こどもですよね。

親の問題ではありません。

なので、残念ながら、親にできることはありません

そんな簡単に割り切れないかもしれないけど、結局、そう言うことです。

もっと言うと、学校に行かなくても学ぶ選択肢はたくさんあります

不登校は問題ではありません

子供が学校に行かないことで、お母さんが困るのはなぜですか?

不安になったり、心がザワザワするのはなんでですか?

そこを深く考えて感じて見ると、なにか見えてくるかもしれません?

いぶろん

すみません。イチオがダブルスクール休学にあたり、
わたし心がザワザワしました。
えらそうなこと言えません…
でも、そのざわざわ…なんでかがんばって向き合いましたよ
ちゃんとできたかな?

まとめ

これは誰の課題なのか?と考える癖をつけること、

自分のできること、できないことを分ける、

できないことや相手の課題についてはなるべく見ない!考えない!のがポイント

これって、不登校じゃなくてもすべての人間関係に使える方法ですよね

私は、こどもの課題を奪って自分で解決しようとしてたんですね、

そうすることで、自分の不安を補おうとした

子供の背中にのってあれやこれや、こどものやる気をどんどん無くさせていた

こどもが失敗するのが怖かったんです

こどもが落ち込むのが怖かった

こどもが泣いて、自信を失うのが怖かった

なぜ?

ここがミソです。

そこを自分で向き合わなくては解決しません

カウンセリングをうけるまで、自分ではわかってなかったですよ。

無意識で自分の不安や恐怖を補うのに子供を使っていたんですね。

いぶろん

子供の問題は、子供が解決する問題なんです。
奪ってはいけませんよ!

我が家ではこんな感じだけど、その家族、個人それぞれで困っていることや対応が違うと思います

その人にあった方法で、問題を分けることができるといいですね

いぶろん

「課題の分離」を使うことで、お母さんの気持ちが楽になることが一番の効果だと思います!

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