新たな新年度がはじまり、それぞれの生活がスタートしました
どんな様子だったか、記録しておこうと思います
イチオ(通信制高校2年、専門学校1年)
ダブルスクールを決め、専門学校へも通うことを決めたイチオ。
去年までの週3の登校から毎日登校の日々が始りました。
自分でもドキドキしていたようで、起きる時間などは意識いていたように感じます。
私自身、時間割はある程度把握していましたが、
「起きんでもいいんかぁ?」くらいの声かけにとどめ、イチオに任せるようにしました。
ゲームカレッジのプログラマー専攻に在籍していて、①数学などの座学、②プログラミング言語などのパソコンを使ってのプラグラムの授業、あと週に1回、③CGデザイナー専攻に在籍している子とチームになって、ゲーム制作をする授業があるようです。
はじめのうちは、イチオ自身もはりきっていたし、
自分でもやる気を感じていたようでしたが、だんだんやる気がなくなっていくのは、いつものこと。
ここで、気持ちの折り合いをつけて、踏んばれるのかがミソですが、なかなか難しい…。
そして、そんな様子になっていくイチオを見守れず、やいやい言ってしまうのも、私が今までの失敗していたところだ。
イチオは自分の様子を自分で感じて対応できること、私はそんなイチオをみても不安に襲われずに見守ることを念頭に生活しました
座学は続けて休むとわからなくなるから、一回休んだら次は行かなあかんな
チーム制作は、おれリーダーやねん。進まなくなるから行くわ
しんどいな…今日は休もうかな
など、自分で考えて登校していました。
私も、一日休んでいる様子をみると、「このまま行かなくなるんじゃないか?」という不安もありましたが、行かなくなったらその時にできることを考えようと自分に言い聞かせて、出勤しました。
結局、前期は、時々、休みながらもなんとか続けることができました。
高校のレポート提出は、去年に引き続きもちろんあります。こちらも並行してよくがんばったと思います。
提出の数は、月に10個くらいでしょうか。締め切りギリギリでなんとか提出できていました。
何日までに提出だから、この土日はやらなあかんな
など段取りもできるようになってきていました。
それに加えて、専門学校の方の前期のテストが7月末くらいにありました
それもなんとかクリアしました
でも、6〜7月にかけては、やる気の継続が難しいことと、高校のレポート提出に追われながら、専門学校の課題提出、テストなどもあり、だいぶん行き詰まっている感がありましたね。
専門学校の勉強は楽しかったのに、ちょっと楽しくなくなってきている…それがしんどい。バグが30個もでて、わけわからんようになってる…
先生もちょっと高圧的な感じやから聞きにくいねんなぁ…
高校のレポートはもともとやりたいわけじゃないし…
はぁーダブルスクール、早まったかなー?
高校卒業してからでもよかったかなー?
と弱音を吐いてました。
私が、そうかー大変やなー。そりゃしんどいよなー。何食べたい?好きなご飯つくるでー」など聴くことができたこと、ネガティブを吐き出せたことがよかったかもしれません。その後も、文句言いつつ学校を続けられました。
今までも私なら、「そんなん言うてもしゃーないやん。自分で決めたんやろ?途中でやめるん?嫌やからってやめたら仕事なんかできひんで、うんぬんかんぬん…」だったと思うー。
それを言わなかったわたし、グッジョブ
ニコ(中学2年)
4月から中学2年生になりました。
去年に引き続き、週2回の登校を目標に掲げたニコさんですが、春は調子が悪そうで、週1回行けるのがギリギリでした
けっこうしんどそうだったので、
「しばらく休む」っていう選択肢もありやで?
と言いましたが、
私は、修学旅行に行く!という目標をもって今学校に行っている!
修学旅行には行きたい!
でもしばらく休んでしまうと行きにくくなるのは(経験上)分かってる。「あいつ、楽しい行事だけ来よるな」と思われんのも嫌や。
だから、週2は学校に行っておきたい!
とのこと。
幸い、仲のいい友達(休日に遊んだりもする)も同じクラスだし、なんなら新しい友達もできている様子なので、クラスで過ごすのは苦痛はないんだとのこと。
運動会の学級旗を描くのにも参加して、放課後残って帰ってきたりしてました
じゃーなんで行けないんだ?
と思うわけだが、そもそも学校という空間が苦痛のようです。
行く前は腹痛がして、正露丸を飲んで行ったり、過緊張で変な言葉使いをしたりしている
ニコの発達の特性として、言いたいことがなかなか言葉にできず詰まることが多い
発達支援の先生いわく、思っていることが頭には浮かんでいるのに、言葉にしてアウトプットすることが極端に苦手なんだそう
あの、えーっとあれあれ、えっと…
となることが私と話していてもよくある(誰でもあることだと思われるだろうが、頻度がとにかく多い。なんの話をしていたのかもわからなくなることもある)
待てずに、そこで口を挟むと
今、言おうとしているやろ!!待ってよ!!
と怒ることがよくあるが、私には怒ることができても、友達や先生にはそうはいかない。
なので、笑ってごまかすか、もういいやと諦めたり、それ以上つっこまれないように「わかりました、大丈夫です」ということが多い(大丈夫じゃなくても)
なので、相手も「あ、そう?」となり、一見なんなく人と会話しているように見える。
そんなこんなで、学校生活が苦痛なのはちょっとわかる気がする。
でも、明るくて、こんな感じで相手に柔軟に対応するので、ニコの困難や苦痛が周りにわかってもらえないということはあるかもしれないと発達の先生には言われました
そんなニコさんは、1学期は頑張って登校しましたね!夏休みは、だらだら過ごし、さて、2学期ですが…そのまま週2での登校は頑張っています。
なにか、困りごとはないか?ときいたところ
授業は、数学が全くわからない。1時間ボーっとしてるのが暇だ
とのことなので、担任の先生と相談しました。
不登校や学級に入れない子が登校する教室があるので、そこで自習できないか相談し、許可をもらいました。
聞いていてもわからない授業の時は、そこにきて、自分のできる漢字の練習などをして過ごすことにしました。
発達支援の通級教室も週1回あって、それに合わせて登校しているのですが、
途中で教室を抜けることは、周りの友達もニコ本人も全然気にしていない様子で、
じゃ行ってくるわ
と友達に言って出てくるらしいので、別室に移動することは大丈夫とのこと。
イチオは途中で教室を出るとかそういうことは絶対にできないタイプなので
ニコのそういうところすごいよなぁ。俺は絶対にできん。尊敬するわ
と言ってます
さて、2学期ですが、中学2年は職業体験があるので、とてもニコは楽しみにしています。
製菓関係に将来は進みたいので、そういうケーキ屋さん的なところがいいみたいですけど、人気が高いらしいなので、どうなるかなぁ?
あと、体育祭も楽しみにしてます。あんまり運動は好きじゃないのに何でなんだろ?と思って聞いたら
去年は、部活対抗リレーを見てたら、「帰宅部」も出てておもしろかった。けっこう速かったで!
て笑ってた。
こう書いてみると順調に見えますが、今日も
学校、行きたくない!あー!行きたくないよー!!
あ、お腹が痛くなってきた、正露丸飲んでいこう。
あー死にたくない!!うぁぁぁぁl!!
と大騒ぎして出て行きました…
ミミ(小学1年)
うちの子で唯一、毎日登校していた小学1年生のミミちゃんですが、もちろん素質はあるよね〜
なにしろ我が家の「学校を休む」ハードルが低いもんで、さっそく、「いややなぁーいきたくないなー」と言いはじめています。
おーまいがっ!
保育園の時は、お兄お姉が家にいても疑問を持たなかったミミですが、最近があれ?と気づいてきてしまいました…
ミミちゃんの性格ですが、
どっちでもよくない?って言うことも、こうじゃないといけない!的なことを言うてるし、そういうところはイチオっぽい感じするなーとか思ったり、
勉強や宿題もやる時はものすごい量をするけど、気分が乗らなければやらないし、差が激しい。
ひらがなや漢字も教えなくてもパズルやドリルで勝手に覚えてるから、たぶんいまのところできる方だけど、
勉強は嫌いって言うているから、学校の課題をこなしていけるタイプじゃないかも
先生に怒られたり、否定されることに極端に怖がっているので、些細なことで傷つきそう。
自分とは関係ないふざけた男の子が先生に怒られたりするのをみるのもしんどいって言ってるから、HSP気質もあるかも。それはニコに似てる。
持ち物の準備はできない、準備をしようとするといろんなプリントなどがかばんからでていくるから(当たり前だけど)、いちいち反応して持ち物の準備が終わらない。
プリントはカバンの中でぐちゃぐちゃ、筆箱に入っていた5本の鉛筆は1本しかなく、その1本も折れてる…消しゴムは何個買っても行方不明…そのへんADHDっぽい。
こうやって、挙げてみると、学校がしんどいと思う性質けっこうある気がするんだけど、兄弟3人の中では一番しっかりしてるんだよなぁ
週1回は休むようになってきているし、どうなるかなー?
休んだら、なんとか次の日は行ってるけど、わからんね。
まとめ
みんな、それぞれ自分の課題を頑張ったんじゃないでしょうか。
自分の状態を把握して、できる範囲で頑張る!
私にできることはあんまりないなーって感じですね。
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