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不登校 不登校講座を受けてみた②

前回、緊張しながら初めて受けた不登校講座でしたが、けっこう楽しかったです。

前回は、お母さんのメンタルメインお話だったんですけど、今回は子供に焦点が当たります

この子なんで??と思っていたことが、そうなんかーっと初めて知ることも多かったです

たくさんある講義内容の中から、うちに当てはまりそうだなーと思ったものをピックアップしようと思います。

第2講 

不登校児の生態を知ろう!

目次

不登校児とは

学校がしんどい性質を持っている

それは、生まれつきのもので、基本的に変えられないんだそうです

腰痛みたいもので、治る!というものではないんだって

上手く付き合っていくしかない

不登校児の特性は本当にたくさん教えていただいたんですけど

うちの子に当てはなりそうだなーって思ったのは

こだわりが強い、神経性傾向(HSC)音や光に敏感、発達特性、自信が低い(基本的にうまれつき)べき思考、完璧主義

などですかね。

イチオ

こだわりが強い、自信が低い、べき思考、完璧主義、発達の特性とかかなー?

ちなみにイチオは不登校になる前から気になることがあって

発達検査を受けましたが、グレーゾーンとのこと

特性から、若干ASD傾向が強いように思いますが注意欠陥型のADHDもありそうです

学校って、時間割があってやりたいことがあっても、チャイムがなればやめなきゃいけないんですよね

イチオはなかなかその切り替えがうまくできなかったみたいです

それが、けっこうストレスっぽかったですね

とにかく本を読んでいたかったみたい

それでも、授業が始まればやめなきゃいけないことも理解できる、でも読みたい!

で、授業が始まっても机の引き出しのところに隠して本を読み続ける

っていうのは、いつもしてたみたいです

いぶろん

先生にはいつも注意されていたみたいですね

あと、課題はいつも出せませんでした。中学でもまったく提出物がだせなくて、面談でも注意されました。

イチオ

提出物さぁ、80%しかできてないのに出す意味ある?

いぶろん

あるやろ…
出したら80%の評価はもらえるけど、出さんかったら0やで

っていうやりとりを何回もしましたね…

板書もできません。聞きながら書くことが苦手、っていうか、書くこと自体が苦手のようです。

漢字の書き取りなんて地獄ですよね

イチオ

この漢字、覚えてるのになんで何回も書かなあかんの?

って言ってました

授業は、先生の話と黒板に書かれることを、テレビを見るような感覚で見ていれば、理解できるそうです。

いぶろん

たまにちょっとよくわからない感覚の捉え方をすることがあります

でも、それで授業は理解できていたんでしょうね。テストは、ほとんど80点以上でした

でも、書いとかないと忘れるからね…

小学生くらいの勉強ではそれでよかったかもしれないけど

中学ではそんな風にはうまくいかないのがストレスだったのかな?

空間や把握や周りの状況の把握は苦手ですね

仲のいい友達の名前や顔はわかりますが

その他の自分の興味のないことには無関心…

4年生になっても、同じ班の友達が誰なのか言えないし

隣の席の子が誰だか思い出せない…と言ってたので、

さすがに何かあるのでは?と思って検査をしたきっかけです。

忘れ物は恐ろしくしていましたね。物もいつも無くしていました。

消しゴムなんか何個買ったかわかりません

何度やり方を横で教えても、時間割を見ながら次の日の持ち物の準備はできませんでした

あとね、小学生だと、月に1回くらい「みんなあそび」という必ずみんなで遊ばなければならない時間があるんですね

イチオは、その日の「みんなあそび」の時間のハンカチ落としをするのが嫌だ!と

一人で図書館に行って本を読んでたら、

みんな遊び係の子に怒られる…とかいうエピソードもありましたね

イチオ

あれは嫌やったわー
なんで、休み時間までやらならんことが決められてんねん!

って言うてました。確かに謎ですよね??参加自由でもいいのにね。

学校の謎ルールに小さなストレスを感じつつも

なんとかイチオの中で折り合いをつけて学校の授業を受けていたわけですが

その積み重なったストレスがパンクしちゃって、行けなくなっちゃったんだと思います

ニコ

ニコは、ややHSP?、大きな音などが苦手、教室に入るとお腹が痛くなる、過緊張、ややLD?とかかな?

小さい頃から、自分には関係なくても友達が喧嘩している場面にいるのが苦痛のようでした

学校でも、男子がちょっとふざけたりして、大きな声で先生に怒られている場面とかに遭遇すると辛くなるそうです

いぶろん

それ、ニコには関係なくない?

ニコ

うん、でも、しんどくなるねんな…

と言ってました

あと、なんで学校に行きたくないのか?の話をすると

ニコ

勉強がわからないから、授業中ずっとぼーっとしてて暇や
しんどい

と言います

軽いLDのようなものがあるのかもしれません

小学1年生のうちにひらがなが覚えられるかな?と心配なほどでしたし、

九九もなかなか覚えられませんでした。

途中で覚えることを放棄したので、中1の今でも九九は怪しいです…

筆算の引き算もなかなかできなくて、永遠に1問をやってましたね

いぶろん

となりの桁から何回10を借りてくんねん!っていうくらいなかなか進まないんですよ

さすがにおかしいと思い始めたとき、不登校になってきた時期も重なって

発達の検査を受けました。結果はグレーゾーンでした。

ワーキングメモリが圧倒的に低くて、一時記憶がけっこう難しいとのこと。

いぶろん

だから、何回も繰り下げしてたんやね…
あと、自分で話し始めたのに、途中で何の話してたかわからんようになるのもそれか?

認知ところとの差が20くらいあって、この凸凹は、しんどいかもねと言われました。

一旦理解するとできるようになるんですけど

そのスピードがけっこう遅いので、たしかに授業についていくのはしんどいかも?

ニコのペースで進めてくれる家庭教師を検討中です

発達の特性って、いまは、学校での「困りごと」をピックアップしましたが

いい面もたくさんあるんですよ

とにかく、不登校児にとって「普通」は難易度が高い!

不登校に関する考え方

学校はショッピングモール

って思ったらいいそうです

学校って勉強を教えてくれて、

適度に運動もさせてくれる、

友達もできるし社会でもルールも教えてくれる、

給食で栄養バランスのいい食事を与えてくれるし、

内科検診や歯科検診もしてくれる

→すっごい便利!でも、絶対じゃない。

だから、ショッピングモールに行けなくても、

お肉屋さんで肉を買ったらいいし、
八百屋さんで野菜を買ったらいい。
勉強は塾やオンラインでできるし、
ジムで運動したらいい、
フリースクールやその他のコミュニティで友達もできる

学校に行けないからって、終わりじゃないんだ!

いぶろん

他にも道はたくさんあって、選択肢はいっぱいあることを知ってほしい

もう1回言うよ!

学校は便利だけど、絶対じゃない。

不登校って、

いわゆる、普通のレールから外れてしまうから、

親子共に経験したことない道を一緒にどうにかしていかなきゃならない

親の経験なんてこれっぽちも役に立たない…

っていうか、今まで培ってきた自分の価値観を粉々に打ち砕かなくてはならない…笑

自分の子育て、自分自身のことに向き合わざるを得なくなるんですよ。

親子でこれからのことに向き合う時間になる

でも、それって、とてもかけがえのない大切な時間だと思いませんか??

学校へ行けない理由

これ、知りたいですよねー

いぶろん

喉から手が出るほど知りたいですよね

環境(その子に合うかどうか)✖️特性➕引き金(先生の声が大きい、怖い、友人か嫌なことをする、宿題ができないなど)だそうです。

この引き金が原因だと思われがちですが、これは原因ではない

ただのきっかけだそうです。

だから、これをなくすために親が必死になって理由を探して担任などと掛け合い、

それがなくなるように動いて、再び学校に行けるようになったとしても

また行けなくなるのは、それが原因ではないからです

何か理由を見つけて、それを排除すれば、また子供は学校に行くんじゃないか?!と思うんだけど

問題はそこじゃないんですね

不登校の状態

不登校になったばかりの子供の心情としては、とにかく混乱している。

どうしたらいいかわからない

自分は、みんなができていることが自分にはできない、劣っていると強く思っているみたいです

いぶろん

不登校になりたての頃、イチオも言ってたなぁ。

でも、その気持ちはわかりますよね

誰しも人は基本的に失敗したくない、批判されたくないと思っている。

自己嫌悪、自己否定の感情でいっぱいなんです。

あと、フリースクールに来る子たちの中で、ダントツ、誰もが感じている心情が、「恥」なんだって

今回の講義で、気になったワードが

この「シェーミングについて」です。

小さい頃、親や先生から注意される時に

「みんなはそんなことやってないよ、恥ずかしいよ」

「みんなはご飯をたべてますよ」

「そんなことやってたら恥ずかしいですよ」

って言われなかったですか?

いぶろん

子供にやってたわー。そんで、自分の親にもされてきたわー。

日本人は特にやりがちなんですが、

この「恥」「恥ずかしい」という気持ちを利用して言うことをきかせることを「シェーミング」って言うんですって。

なぜ、するのかというと?

それは、とても効果的だから!ですね

だいたい、子供はそれで言うことを聞きますし

効果的だからこそ、大人はどんどんやっちゃう…

でも、「恥」を感じるとあらゆる日常で行動をしばってしまいます

不登校に子たちは、自分が普通の学校生活が送れなくなってしまったことで

「恥」を感じて動けなくなってしまっているんですね

なので、彼らにとって、カウンセリングも「恥」です

「みっともない俺」が「相談というみっともないことをしている」…

2重苦…だそうですよ…

いぶろん

イチオもニコも嫌って言うてたなー

不登校の段階

不登校には4つの段階があります。

①行きしぶり期(ちょっとずつ行かなくなる)
②混乱期(ほぼ行かない)
③慢性期(家の中では元気)
④回復期(ちょっとずつやる気がでる、フリースクールや別室登校)

右肩上がりに回復してくれればいいけど、

不登校は螺旋階段のようにぐるぐる回りながら回復していきます。

なので再び学校に行っても、また行かなくなることはよくあることです。

③と④は行き来する

ここはポイントですね!知っていると、そういう時期に心が揺さぶられずに対応できると思います。

子供自身もこのままではいけないと強く思っていますからね、

エネルギーが溜まれば、必ずこどもは挑戦しようとしますし、

でもまた、エネルギー不足になりいけなくなる…を繰り返しながら回復して行きます

完璧主義について

完璧主義については、本当にたくさんの情報をおしえていただいたんですけど、

一番印象に残ったのは、

「完璧主義は完璧を追い求める人のことで、完璧な人のことではない」です。

それは、自分にも他人にもどちらに対しても、とにかく、完璧を求める人、

だから、完璧主義の人の部屋は汚いことはあるあるだそうです。笑

完璧を求めるからこそ、できないことが予測されると、行動できない、諦める、やらない。

完璧主義が強いと、みんなからの期待に応えてしまう、

でも、その背後には、失敗しないか?評価が下がらないか?怒られないか?という恐怖が支配している

好きでやっているわけではない

イチオも100%できないと宿題をだす意味がないとか言うてたなー。

二人とも部屋汚いなー。てか、わたしもか?!

まとめ

不登校の理由は、ずっとずっと探していたけど、

今回の講義を受けて、子供たちの性質や特性を学んで

わたしなりの答えは「ない」です。

本人の学校が合わない特性や、学校という環境がどうしても合わない子っているんです。

だから、不登校になって自分をたくさん責めたりしたけど、

今は

いぶろん

私がどんなに満足を感じる子育てをしたとしても、この子たちは不登校になった

と思っています

イチオもニコもそれぞれ理由は違うけど、学校が苦しいことが共通している。

だから、「ない」もんをどんだけ探しても見つかるわけないんです

いぶろん

それよりも、今できることにエネルギーを使った方がいい!と思いませんか?

次の第3講は、自尊感情を高める関わり方です

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